木曽・奈良井宿へ、特急あずさとローカル線を乗り継いで参りました。木の温もりのある改札もない駅舎に降り立つと、一気に懐かしい気持ちになりました。
美しい緑の山々
青空を舞う燕
黒壁の街並み
江戸時代の旅籠の世界が山間にそのまま残されていて、その奇跡的な情景に感激しました。
そして今回の旅のお目当ては、長野県在住の写真家・大塚栄二氏の写真展です。会場となっているお蕎麦屋さんの徳利屋がまた素晴らしい佇まいでした。大塚さんは7年こちらのお蕎麦屋さんに通われて撮影されていたそうで、その集大成となる個展がお店の二階で開かれていました。
徳利屋さんの店主や女将さん、蕎麦を打つ姿や、奈良井宿の風景を撮影された作品を拝見して心豊かな一時でした。展示構成、コンセプトと考え抜かれた世界に感動いたしました。
『この明り取りからの光がまたいいんだよね。』と語る大塚さん。
シリアルナンバー付の素敵な写真集を購入し、刺激をたっぷりいただいて帰路につきました。ありがとうございました。
※会期は本日まですが、しばらくお店に作品は飾られているそうです。
大塚栄二 写真展「熾 おき」
5月25日(木)~6月6日(火)
11:00~16:00
徳利屋(木曽・奈良井宿)・入場無料
徳利屋は中山道の奈良井宿にある。江戸後期に建てられ、