風月 

風月
 
夜に庭へ出てみたら、遠くの雲の中から微かな光が差している。気になってそのまま見てると、お月さまがちょうどこんな雰囲気で現れた。しばらくするとまた薄雲に隠れて、少し光って、また現れてを繰り返す、波のように留まることない一期一会の世界に見とれてしまった。

こんな小さな喜びはすぐに忘れてしまったりする。でも今日みたいなちょっとした時に見た景色だったり、感覚が無意識に作品へ現れてくるんだろう。できるなら、できるだけ美しい世界にふれていたい。

「風月」
2016年
箱根 仙石原

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